新聞だけでなく、雑誌やパソコンなどを見ていると猫が前を横切ったり、どかっと上に乗ってしまったり・・・。見えないし、読めない!!そんなご経験ありませんか?特にパソコンは勝手にキーボードを押されてしまうと、何か変な設定になってしまったり同じ文字が沢山打ち込まれていたりとちょっと困った事になることもありますね。こんな行動をする猫の心理は一体どうなのでしょうか?
飼い主に無視されるのが嫌だから
猫は自分の気持ち優先で行動するので、気分が乗らない時に飼い主に構われるのは嫌だけど、飼い主が全く自分に関心がないのも嫌、という性質があります。飼い主が新聞などに集中してしまうと、まるで自分の存在を忘れ去られたかのように感じ、不安になってしまうのでしょう。ですから、「そんな新聞じゃなくて私を見て!」と飼い主の視線が向いている方、すなわち新聞の上、にどかっと存在をアピールするかのごとく乗っかります。「いや・・・見えないんだけど・・・」と言ったってお構いなしです(笑)とにかく飼い主の関心を集められれば手段は問わないのです。
邪魔された飼い主としては可愛いような困るような・・・ですが叱ったり、無下にどかすのではなく、構って欲しい、という猫の気持ちを理解しつつ優しくどかしてあげるのが得策でしょう。飼い主の関心がないと不安になるなんて、まるで恋をしている乙女のようですね。猫に恋されているのだと思ったら、怒る気も失せそうですね。あまりしつこいのは困りますが。
新聞の感触が好きだから
人間から見て良い!と思った座布団などを買っても、ニオイは嗅げど全く使ってくれない・・・なんてことは良くあります。高かったのに・・・という飼い主の嘆きもよそに、重ねて置いてある新聞紙の上に座っていたりします。新聞紙は猫にとっては温かく、感触も独特で気持ちが良いのでしょう。新聞以外にも段ボールや発砲スチロールの上に座って目を細くしている事も良くあります。
とにかく猫は何かの上に座るのが好きですよね。ペラペラのとても座布団には思えない紙1枚あっても、大体その上にわざわざ座ります。セレブ気質というのか、猫を見ていると自分を大切にしているな、と思う事があります。毛づくろいをするのでも乱暴にするのではなく、大切そうに自分の体を舐めているのが分かります。
自分の事を大切にしない、特に日本人は自分を下げる事が美徳としてきた風習がありますから、そろそろ止めて自分を大切にする事を猫から学ぶ時期にきているのかもしれません。猫の行動には考えさせられる事が多いですね。